山崎浩自主制作本とカラーコーディネート

山崎浩

HIROSHIが居候先の事務所を引き払うことが決まり、荷物と新刊を置く場所を作るため部屋の大掃除をしました。
やっとひと段落! 『どきどき』の作業もアナログ作業が終わり、あとは仕上げのデジタル。
さて、このところHIROSHIは色彩検定の問題集の仕事をしていますが、色彩検定はデザイン、とりわけ、ファッション、インテリア、建築、美容、商業デザインなどのジャンルで使われます。
色彩の持つ心理効果や物理的特性を把握して、個人の感性や嗜好にとらわれないで合理的に商業利用しようというコンセプトだと理解していますが、HIROSHIのホームグラウンドである紙《印刷》のジャンルではほとんど使われないようです。
増してや画家さんが、色相・明度・彩度のことを細かく考えて絵を描くことはあまりないんじゃないでしょうか。
山崎さんの描くカラーも決して、色彩理論の中から生まれるタイプのものとはまったく異なる気がします。。
でも、Photoshopをいじるに当たっては役立つことに気づきました。
カラーバランスをいろいろ調整するのに使う概念は色彩検定のテキストを簡単に理解しておけば、デザインの手直しもできます。
(『どきどき1』の表紙もそのやり方で作りました)
子供のころ意味がよくわからなかった、カラーテレビのバランス調整も同じ原理なんですよね。

せっかく覚えた知識は使わなきゃもったいないですよね。

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