山崎浩インターネットコミックについて

山崎浩

HIROSHIは山崎浩さんが凸版印刷(株)さんのホームページで、マンガを連載していたときの担当者です。もともと山崎さんのファンだったので、ぜひ一緒にお仕事をしたいと考え、知り合いの雑誌編集者の紹介でお会いしました。(最初は怖そうな人だとびくびくしていましたが…笑)
これも時効かな(?)。実は企画段階では新聞のような4コマものを想定していて、山崎さんの登場はぼくの提案でした。編集プロダクション経由の安い仕事でしたが、山崎さんのアイデア、上げてくる作品はグレードが高く、連載『スーの世界』は名物になりました。製作陣のチャレンジ精神は刺激され、二年目は動くマンガに取り組もうということで、『よもぎの部屋』(構想に時間がかかったので、1回目は休んで予告編となりました)がスタートしました。
1回につきわずか4ページの作品でしたが、16ページの短編を超える労力がかかったそうですが、さすがに映像関係を志しただけあって、ウェブデザイナーも驚くアイデアを出してきて、花火とか風鈴、蝶の舞…あたりはあの少ない枚数でよくこれだけの動きを出せるって、正直プロの技の凄みをみせてもらいました。
せっかくの力作なので、なるべく多くのユーザーに楽しんでもらいたいと思ったので、企業ものの
契約として異例でしたが、わざと使用期間を区切らず、バックナンバーに残してもらいました。
その後、しばらくすると、バックナンバーは削除されました。
編プロ退社後も山崎さんとの交流は続き、コンピューターリブという会社のホームページ用にイラストを2枚描きおろしてもらいました。
そんな縁でリブさんに、山崎浩公認ホームページという場所を用意してもらった際に、凸版印刷さんの広報の特別のご厚意で、ウェブコミックの再録を許可していただきました。
ところが、最近本格的に立ち上げるための準備に入り、コンテンツの動作確認をしたところ、『よもぎの部屋』が最新のブラウザでは動かないことが判明しました。
まあ、Netscape2.0の時代、当時最新鋭だったプラグインShockwave対応で作ったコンテンツ。動かないのも無理ないと思いつつも、惜しいし、また見てみたいという気持ちもあります。なんか、また宿題が増えた気分ですが、なんとかならないかなー。

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