山崎浩作品ストーリーダイジェスト01『ふるさと』PART1

山崎浩ふたりのクリスマス

『ふるさと』
※この作品は「週刊モーニング」パーティー増刊にオールカラーで連載された。山崎浩さんの代表作のひとつですが、単行本にならなかったため幻の名作というべき作品。山崎浩プロジェクトで刊行開始しました。全4巻予定で、完結するまで時間を要しますが、それまではストーリーダイジェストでお楽しみください。
『ふしぎふしぎ』と同じく自然描写の美しい作品ですが、チナツ・ユキオ姉弟という固定したキャラクターが前編を通じて登場する点が、ほかの作品とだいぶテイストの違う部分です。

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●第1話「ユキオがやってきた」
父親の再婚で田舎の一軒家で暮らすことになったユキオ。新しい姉のチナツは木登りをしたり、自然の中で遊んだりする活発な少女。ユキオとチナツはすぐに打ち解ける。すっかり泥だらけになったふたりはいっしょにお風呂に入ることになるが…。
●第2話「イモ掘り」
イモ堀りに出かけたユキオの一家。催したユキオは小用を足しに草むらに入るが、クモの巣に囚われた蝶を発見する。怒りを覚えるユキオだが、チナツはクモが蝶を襲うのは当たり前と諭す。割り切れないユキオはチナツと気まずくなるが…。
●第3話「2人のクリスマス」
明日から冬休み。いままでと違って、家族4人でにぎやかなクリスマスが過ごせると、喜ぶユキオとチナツ。準備を始めるふたりだったが、ガケ崩れのせいで、父親の帰宅が送れ、義母が迎えにいくことになる。留守番のふたりは待ちきれなくなって…。
●第4話「おばあちゃん」
きょうは十日市の日。ユキオとチナツはおばあちゃんに連れられ、市に向かう。おばあちゃんは道端の雑草に興味を示したり、神社に寄り道することも。おばあちゃんは、やっとたどり着いた市でふたりに好きなものを買ってくれるという。

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