井上直久さんの原画展で山崎浩語録を思い出す

山崎浩

昨日で井上直久さんの原画展は終わったようですが、例年同様3月末に池袋東武で個展があるようです。
ぜひ、お邪魔したいものです。
じつは先週の日曜(15日)、ある本の取材の帰りに時間があったので、ピンポイントギャラリーを再訪。
久々にお食事をご一緒しましたが、いろいろ興味深い話ができてリフレッシュできました。
星をかった日」は通常の手順と違って、物語に沿って絵を描いていく作業だったので、やりにくかったそうです。
ご存知のように、マンガにはネームという、物語を先に創り、それに合わせてセリフと構図を決めて、演出していく作業があります。
切通りに大量の画稿を効率的に制作するために、たぶん内容チェックを行なううちに自然発生的に出来上がった手法なんでしょうね。
絵はマンガにとって必須の要素ですが、作業としての側面が強いわけです。
絵を描くのが好きな井上さんにとっては、たぶん、マンガや絵本のように絵を描くのが作業になってしまうのはやりきれないんでしょうね。
ちなみに、山崎さんも絵を描くのが大好きで、「おれぐらいアシスタントに向いている人間はいない」(笑)と公言するほどです。
背景や構図にも気を遣っているので、このブログは“画像素材”に不自由していません。

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