山崎浩の古本が値上がり中のようですが…

山崎浩

20年ぐらい前はコミックの古本の値段にえらくばらつきがあって、掘り出し物を見つける楽しみがありました。
ネット時代の今日は希少本の相場が伝わるのが早くなって、不当に高値のことは少なくなった反面、概して高くなった気がします。
プレミアムとほぼ無縁のB●●K ●FFを別とすれば、山崎さんの単行本は入手しにくくなっていることがあって、ネットを見回しても、うーん高い!
誤解を恐れずにいえば、もともとHIROSHIは書籍、特にマンガの価格が安すぎると思っています。
子供が小遣いで買える範囲であって欲しい! という部分では安値であるのは同感ですし、安いからこそこれほど多くのマンガに出会えたわけで、そのことには感謝しています。
その影で創り手が本当に報われているかに疑問があるからです。マンガ家の原稿料は物価上昇を適切に反映しているとも思えませんし、本の価格もコストアップや物価上昇を考えて出血奉仕だと思います。
周囲に欲しがる人が多かったり、資料に使う目的で、せっせと山崎さんの本を買い集めているものの、高い! でも、その価値はある。…と自分に言い聞かせています。

それはさておき、ネットオークションで、ワンダーワンダー発行の自主制作本が売られているのを時折見つけます。
それも、頒価の2倍から4倍強の価格で、高いと思いつつも、それぐらいの価値は十分にあると思ってしまう…。
本当に欲しいと思っている人の手元に渡るなら、本望だし…。
でも、『和紋』『ふしぎふしぎ1』『少年の時間(とき)』『たからもの』あたりはかなり在庫が減ってはいるものの、それらの本は大抵こちらに在庫があることが多いんですよね。
出品者の調査不足か、うちのブログがマイナーなのか、その両方か真相はわかりませんけど、ぼくの部屋に高々と詰まれた在庫のダンボール箱にため息をつきながら、ジレンマを感じるわけです。

メールフォーム