山崎浩さんと音羽監獄!

山崎浩

さて、前々回の監禁施設の話からだいぶ時間があいてしまいましたね。
おさらいをすると有名な三億円事件の舞台となった府中刑務所をはじめとして、東京には数多くの刑務所があります。
一般の人の知らない場所…といえば、神保町の某ホテル…や高貴な囚人たちを収容するヒルトップなどがあります。
…微妙に違っていますが、山崎浩さんにとって、講談社さんはゆかりの深い雑誌社です。
カラー作品のほとんどを発表した「モーニング」系(そういえば「ジャンプ」の場合、“軍団”と呼ぶようですが…)の雑誌の発行元であり、現在では児童書関係で活動。
ここにも有名な“監獄”があります。
講談社は最近改築され近代的なビルになっていますが、以前は昔の中央官庁風の威厳のある建物でした。(現在でも一部は昔の建物の部分が残っています)
出版業界では“音羽御殿”なんて呼んでいました。(世間でいう音羽御殿は政治家の鳩山家のお屋敷のほう…)
一方講談社さんの別館はマンガ家の缶詰部屋として有名で、“音羽監獄”なんてありがたくない呼ばれかたをしていました。
ここもやはり、幽霊が出るといううわさがありました。(ちなみに「モーニング」では伝説の編集長のネームのだめ出しが多かったそうですが、山崎さんが囚人になったかどうかは未確認です。
新しいビルができて、21世紀にもなれば、そんなありがたくないものはなくなったんじゃないかなと思っていたら、やはり缶詰部屋は残っていたようです。
本人のブログによると飲み会でよく会うAずまさんは、月に10日近く、缶詰になっているそうです。
「あZまさん、音羽監獄の主なんですって?」と私。「えっ、音羽監獄っていうんですか…」とあずMさん。
そのとき、HIROSHIはその昔ファンタジーで読んだエピソードを思い出しました。
「オズの国の刑務所は大変居心地がよいので、受刑者たちは自分たちがそこにいることを不幸だと感じない…」という話。

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